caitsith's note

人は些末な事は忘れてしまうので、分かりやすい形に整理して記録したい

人の数だけ価値観がある(と思う)

天候に恵まれず、何となく気分も体調も沈みがちな1週間でしたが、いかがお過ごしでしょうか。

自分は勝間さんのメールマガジン(サポートメール)で紹介されたソシオパスの本を読んで過ごしました。
曇天と狂気の組み合わせは相性が良いなんて考えていましたが、ソシオパスの人は思っていたより普通の人でした。

アスペルガー傾向を持つ自分にも理解できるところもあるし、「自分ルール」が大事なのでソシオパスもその他の人も変だと感じるところもありました。

今週は、人生の課題として取り組んでいる「いつも睡眠不足」「長時間労働」「人生の目標がない」というテーマにも進展がありました。
そもそも睡眠不足と長時間労働は時間配分という共通の課題ですが、その共通の答えになるDaiGoさんの動画を見ました。

◆ソシオパスの本を読んでいます

今週の勝間塾サポートメールのテーマは「信頼関係について」。
特にソシオパスの話に興味を惹かれたので、紹介されていた本を2冊購入して読んでいるところ。

「ソシオパスの告白」
「良心をもたない人たち」

「ソシオパスの告白」は、脳の特徴としてソシオパスであるという診断を受けて公表している著者が、自身の人生と著者が運営するblogに集まって来ているソシオパスの体験談をまとめたもの。この書籍は共感性が高い人には意味が分からないかもと感じながら読んでいます。

「良心をもたない人たち」の方が客観的に解説されていて、共感性が高い人でも相手を「悪」「敵」と考えた時に残忍になる「人間本来の性質」と比較して書かれているので万人受けしそうだと感じています。

ソシオパスの告白に出てくるけど、アスペルガーとソシオパスは常識にとらわれない点や、他人に関心が無い点など似たところがありソシオパスにとって居心地が良いらしい。アスペルガーの視点は書かれていなかったので不明…(著者はアスペルガーの青年と付き合った経験があり、居心地が良かったことが掛かれている。しかし、アスペルガーの特徴の一つ「1人の人間に執着する」が邪魔になって分かれた)
ソシオパスとアスペルガーの違いについては触れられていないけど、読んで感じたところは「勝利という結果にこだわる=ソシオパス」「自分のこだわりが強く変えられない=アスペルガー」というくらいに感じた。

ソシオパスが良心が無いと言われる理由について考えた。
「良心をもたない人たち」を読むと分かるのだけれど、良心という言葉は行動の結果に対して後付けすることができる。良心や愛情がある人でも、他の気になる事があると良心や愛情が感じられない行動をすることがあり、後から後悔することで良心はあるけど実行できなかったという評価をしている例が出てくる。
一方でソシオパスの人は、常に結果が気になっていて良心とか愛情について考える余地が無いし、失敗してもそれを失敗と認めない。だから良心に基づいて行動しなかったことに対して考えもしないし後悔もしないので、良心や愛情が無いように感じられるのではないだろうか。

この2種類の人を比較すると見えてくるのは、良心がある人は選択肢が2つありその間で揺れているけど、ソシオパスの人は選択肢が1つしかないから揺らぎようがないということ。ソシオパスの人は行動の目的が「勝利」のみに固定されていると感じた。(ちなみにアスペルガーは「自分ルール」に固定されているのでソシオパスと似ている点があるのだと思う…)

まだどちらも半分くらいしか読み終えていないので、来週も読み続けたら結論は変わるのかもしれない。

因みに、アスペルガー傾向を持つ自分の場合もそうだったのだけれど、人との関わり方が分かってくると破壊するより維持するほうが目的に合致することが多いので、おいそれと人間関係を破壊したり投げ出したりしなくなる。
ソシオパスの告白でもその点に触れていたのが面白い。

ソシオパスの告白

ソシオパスの告白

良心をもたない人たち (草思社文庫)

良心をもたない人たち (草思社文庫)

◆仕事を早く終われない理由が分かった

DaiGoさんの動画を見ていて原因が分かった気がする。
最も集中できる時間がわかる!4つの睡眠型診断をやってみる

眠くなる時間をベースに4つのタイプに分類しているのだけれど、活動のピーク時間もセットで考えています。
自分の場合は「イルカ」タイプにぴったりはまっていて、確かに15時~16時を過ぎると集中力が高まって作業の効率が良くなっていました。
逆に午前中は何をしても効率が悪く、寝ていた方がましなのでは…と思う次第。気が付くと何もできずアタフタして終わってしまいますw

じゃあサラリーマンを辞める!という訳にもいかないので妥協点を探ることにする。
基本的に1日の始まりを15時と決めて、帰る前に朝~15時までの行動を決めておくしかないと思う。
突発的に発生したことは極力15時以降に対応するようにして、どうしても即対応が必要な場合だけ午前中に取り組むようにするしかないと思う。

これでも定時に帰るのは難しいけれど、毎日21時まで残業することはなくなるのではないかと考えている。
来週から実践してみる。

◆計画することの難しさ

ここ半年、プロジェクト推進業務に関わって分かったのは「長期の計画ほど細かく決めてはいけない」という事。

1年くらい前に「史上最強の人生戦略マニュアル」という本を読んでから、「計画は具体的、詳細に考える」「人生の終わり(死)から逆算する」と考えてきたけれど、この二つを混同して考えると酷いことになると分かった。

死の瞬間どうであって欲しいかというのは、漠然とした大きな設定をするべきでここに具体的詳細なイメージを考えようとすると、苦痛しか生まないし変化する未来についていけなくなる。
年単位の計画もある程度ざっくりと決めるに留めなければ、実行できなかったことの山に埋もれて自己肯定感が下がるだけだった。

どのくらいの期間を詳細に決めるべきか考えた結果、1~3か月先くらいまでは可能なら日付まで決めた方が良いけど、それより先の1年くらいは週単位、月単位くらいの粒度にしないと、自分で自分の余裕(スラック)を奪ってしまい、予定をこなす事に一生懸命で見直したり評価したりする余裕が無くなるという経験をした。
しかも余裕がないときに想定外の事が起きるとあっという間に計画は破綻するしリカバリーすることもできない。
やってみて初めて分かる事もあるので、見直ししないで突き進むのは最悪でした。

本に書かれていることは真実なんだと思うけど、実行するのは難しいね…と結論しました。

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル