caitsith's note

人は些末な事は忘れてしまうので、分かりやすい形に整理して記録したい

人と一緒にいると、自分の心が感じられない。

人と関わっていると一緒にいる間は楽しいのに、家に帰ってから不愉快な気持ちになり、最終的には人と関わると不愉快になるという記憶で上書きされる経験を積み重ねてきました。

どうやら自分は人と会っている間は無意識に自分の気持ちを封印して、相手に合わせてしまっているようで、後になって自分の気持ちを無視されたように感じて腹が立ってくるのです。

気持ちを無意識に封印しているときは、自分でも本当に相手と気が合っているように感じているので厄介です。

そんなときに、Amazonのおすすめで見つけたのが「心がつながるのが怖い 愛と自己防衛」という本です。

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛

心がつながるのが怖い 愛と自己防衛

 

自己防衛の機能が自信を阻害する

色々な理不尽な状況から心を守るため、一時的に自分の心を感じ取れなくする機能が、人間にはあります。

その状態で、どこにも安心できる場所が無く、かつ長いあいだ続くと、だんだん心が感じている事に自覚がなくなり、最終的には何も感じなくなるようです。

そうなると何も感じていないはずなのに、自分で自分を追い詰めるような自滅的行動をとるようになります。

この本に出てくる人たちは何かしら理不尽な目にあって、心が感じている事に自覚がなくなり、自滅的な行動をとっています。

自滅的行動というのは、ちょっとした失敗を理由に自分は無価値な人間だと思い込んだり、自分に見向きもしない人ばかり好きになって振り向かせることに夢中になって、自分は誰からも愛されない人間だと思い込んだりする、神経症的行動の事を言います。

父が亡くなったとき、何を感じているのか理解できなかった 

自分は元々感じていることを自覚しにくい方でしたが、父が亡くなったときこの傾向が感じられて、このままでは危険だと感じました。

そこでこの本が目に留まり読み始めたのですが、最初は心が感じていることを自覚出来ても、曖昧かつ複雑で、全ての感情がごちゃ混ぜになったような変な感じがしました。 

それを一個づつ分解して解釈していった結果、前回書いたような結論にたどり着いたのですが…

まだ一日中、虚しいような感覚に陥るときがあるので、自己防衛機能の暴走と自滅的行動について、注意して生きていきたいと思います。