caitsith's note

人は些末な事は忘れてしまうので、分かりやすい形に整理して記録したい

ノルアドレナリンから色々考える

数年前、鬱を患ったときにSSRIを処方された。

ある時処方されている薬に重大な副作用が見つかって薬が変わった。するとまるで効かなくなった。
気になったので効果が有った薬と、効果が無かった薬の違いを調べたところ、わずかな量のノルアドレナリンが含まれているかいないかだけだった。

それ以来ライフワークのように取り組んでいるのがノルアドレナリンに関する記事を検索することです。

調べてみるとADHDの人に、ノルアドレナリンの再取り込み阻害薬を処方している事が分かり、自分もADHDの検査を受けて、めでたくノルアドレナリンの再取り込み阻害薬を処方してもらえました。

これが約1年半前…

鬱というと、セロトニン不足と言われる事が多いので、最初にノルアドレナリンって何ぞや?という疑問を持ちました。(アドレナリンなら知っていたんだけどね…)

 

不足すると無気力や無関心になるらしい…
それって、「自分の人生ずっとそうだったじゃん」と思いました。

ure.pia.co.jp

他にも判断力や眠気とも関係があるみたいです。

日常的に眠気が強くて苦労しているので(椅子に座ると自分の意志とは関係なく、意識を失うようにして眠ってしまうことがあります)色々と関係ありそうです。

逆に夜眠れなくなる睡眠障害も持っていますが、それはノルアドレナリンとは関係がなさそう。むしろセロトニンの影響みたいです。

なぜ、生まれつき(と思えるくらい長く)無気力なのか

自分は真面目に取り組んでいるのに、周囲からは「やる気が感じられない」とか「やる気が無いなら出て行け」と言われ続けて理不尽な思いをしてきた私ですが、どうもノルアドレナリン不足に原因があったと分かってすっきりしました。

ポジティブ坊からは「勉強だけして行動しないなら意味がない」なんてことも言われてきました。
勉強するだけでも普通の人より気力を消耗するので、行動する前に力尽きていただけなのです。その事から、ずっとやるせない気持ちと枯渇した気力(気力は有限の資源です)を抱えて生きてきました。

今はノルアドレナリンの再取り込み阻害薬を服用して、ノルアドレナリンがやる気を発揮させてくれているので、surfece pro6を買って外出先でブログを書いているわけです。

その点はスッキリしました。

 

またある時、鬱とノルアドレナリンの関係を調べていたところ、面白い記事を見つけました。

www.amed.go.jp

自分を責める傾向が強く、不眠や食欲低下が強い鬱患者は、ノルアドレナリンの量をコントロールする部分の密度が高くなっていることが分かったようです。

へ~なんか学習性無力感とも関連がありそう…と思ってググってみると、以下のような記事も見つかりました。

resiliencem.com

学習性無力感とノルアドレナリンを関連付けている記事は多く無いので、もしかしたら間違っているかもしれません。
ただ、私の中では、無気力、眠気、鬱、注意する対象を制御できない(ADHD)が一本に繋がり、すごく納得しました。

鬱のパターンは無数にある

鬱に苦しみ、本気で抜け出したいのに抜け出すだけのリソースが無い人へ、SSRIだけが答えじゃないと伝えたい。

私の場合、ここまで核心に近づけたのは自身の論理性もあったけれど、勝間和代さんのコミュニティ【勝間塾】の存在も大きかった。

気力が尽きて考えるのをやめてしまっても、日々送られてくるサポートメールで考えるきっかけを与えてもらえたし、自分の調査能力不足(当時は読書も不慣れだった)は、推薦図書を読み続けることで各段に上げてもらいました。

人によって鬱の出口は様々なので、あなたに合った方法が見つかるまで少しずつで良いから、自分を責めずに出口を探していってください。